まずはできているかチェックしてみましょう。
(できている〇 できていない×)
(1)後工程のことを考えていますか | |
(2)できない言い訳ばかり考えていませんか | |
(3)失敗した経験を共有していますか | |
(4)いくつも解決策を考えてベストな選択をするようにしていますか | |
(5)社内にタテ・ヨコ・ナナメの人間関係を築く努力をしていますか |
成功のポイント
- あらゆる仕事には自分の仕事を準備してくれる前工程があり、自分の仕事を受け継いでくれる後工程があることが多いです。工程のつながりは社内だけではなく社外に広がっていることもあります。たとえば協力会社はその代表です。後の人のことを考えた仕事をすればみんな気持ちがいいものです。一人一人が後工程のために工夫をする、心配りをすることで仕事の効率も質も上がります。「もっとやりやすくなるのでは」「もっと作りやすくなるのでは」「もっと売りやすくなるのでは」といった「○○しやすさ」を考えることが大切です。
- 仕事は難しい課題や厄介な問題だらけです。さらに、どう考えても無理な事態、力の及ばない状況を突きつけられることもあるでしょう。心が折れそうになり、つい「できない言い訳」を考えがちです。そんな時こそ「できない」という思い込みを捨てましょう。人の頭は「できない」からスタートするとできない言い訳ばかりを考えます。「できる」からスタートすれば「どうすればできるか」にたどり着けます。大切なのは言い訳上手になることではなく、「できる」と自分を奮い立たせることです。頭を「どうすればできるか」に切り替える意識を持ちましょう。
- 失敗も記録に残すことで財産に変わります。仕事をしていれば手痛い失敗もあります。そんな失敗を成功への道を見つけるヒントにすれば、人は飛躍的に成長することができますが、多くの人は失敗を十分には活かせていないようです。失敗を活かすには、コツがあります。失敗の記録をつけることで、2度と同じような失敗をしないための共有財産とするのです。書かないでただ覚えているだけだと、次の世代まで伝わりません。失敗は恥ずかしく、言い出しにくいものです。ですが、成功にしても、失敗にしても、理由を分析し、記録に残し共有する。それをみんなの財産にする。小さな積み重ねができれば、仕事はさらにいいものになります。
- 自信満々の解決策がベストとは限りません。登山でルートが1つではないように、仕事でも目的を達成する手段はいくつもあります。最善策を見つけるためには、できるだけ多くの手段を考えて、その中から選んでいく過程が欠かせません。提案を相手に納得させるには別案を必ず持っていくと心得ましょう。「他にもっといいものはないか」と考え、比較検討する。少し時間はかかりますが、段階を経ることで本当の最善策にたどり着けます。
- 仕事は人と人の関係で進んでいきます。いい仕事をするには自分の部署や専門を超え、時には会社の枠をも超えた関係が大いに役立ちます。例えば、難問解決の糸口が他部署の人や年配の人に相談することで見えてくることもあります。人間関係に悩んでいる時も同様です。大切なのは日々のコミュニケーションを密にすること。そうすることで今以上に働きやすい環境を自分で構築していくことができます。「タテ・ヨコ・ナナメの人間関係」を作ることを意識して、社内外の人とコミュニケーションを取りましょう。
皆さんはどんな意識で仕事に取り組んでいますか。
一歩ずつ前進して、働きやすく楽しくなる環境を自ら作っていきましょう。
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